ローレックス上海マスターズ観戦記 会友 福田壮一郎
- Masahiro Sato

- 11月13日
- 読了時間: 3分
2025年10月2日より3日間、大好きなジョコビッチ選手に会うために海外へ一人旅に行ってきました。今回の行き先は、6年前にも行ったことのある上海です。ATPカテゴリー1000に位置する上海ロレックスマスターズはTOP10選手はもちろん、世界ランク上位に入る実力者ばかりの試合でたくさんの刺激と感動を体験することができました。
まずは福岡空港から上海浦東国際空港へ到着後、DiDiというタクシー配車アプリを使ってホテルに向かいました。ホテルはテニス会場から20分ほど離れた場所を予約しました。綺麗なホテルで朝ごはんもおいしく大変快適でした!チェックイン後、会場である上海旗忠森林体育城テニスセンターへ向かいました。DiDiはUberと同じ内容のアプリで、指定した場所で乗ったり降りたりすることができるとても便利なアプリです。上海はDiDiがかなり使われていたので、旅行前にダウンロードしておいてとても助かりました。
会場へ到着し最初に感じたことは「街も会場も綺麗になって、治安がすごく良くなって安心した」でした。6年前に来た時は、会場周りの車の整備もなく、ゴミもすごく多かった印象でしたが、今回は警備員も多く、ゴミもなく、前回より比較的整備されていました!チケットは顔認証システムを導入しており、出入りがスムーズになっていました。このシステムはセキュリティ面やチケット管理面においてもとても便利で快適かものだと感じました。そしてスタジアムコートやお土産、フードコートの充実、全てにおいて満足できた初日となりました。
2日目は朝から会場に入り、午前中センターコートの試合にルーネ選手とズべレフ選手が登場しました。やはりTOP10選手の2人は相手を寄せ付けない素晴らしいテニスでした。午後からは僕が幼い頃から大好きで何度も動画を見ていたジョコビッチ選手の試合でした!しかも相手は元全米チャンピオンのチリッチ選手。2回戦からとてつもなく豪華なマッチアップで始まる前から興奮が止まりませんでした。改めて両者のフットワーク、ラリーのテンポ、ボールの回転、ショットの選択、何を見ても無駄と力みを感じない素晴らしいものでした。質の高いプレーを持続することがどれだけ難しいか、プレイヤーとしてテニスをしているだけに痛感すると同時に見ていて圧倒される、こんなに内容の深いテニスを見ることができてただただ幸せでした。試合はジョコビッチ選手から7-6、6-4で勝利しましたが、両者ともに戦略を練った試合を見せてくれました。本当に楽しく考えされられる試合でした。試合終了後、ジョコビッチ選手に出口で写真をお願いすると快く引き受けてくれました。ボールにもサインしてもらい、僕の一人旅人生で最高の思い出を作ることができました。
今回の旅を通して、外から見た日本の姿を知ることができたことはすごくいい経験になりました。特に日本では中国は日本をいいように見ていないという報道をよく見かけます。しかし、実際に中国の方と話す中で、私が日本人と言っても悪い顔をしませんでした。それどころか中国でしか手に入らない大会の情報を教えてくれたり、中国のことを教えてくれたりと親切な対応が目立ちました。日本のことが好きな方や、日本に行きたいと言ってくれる方がいることが知れてとても嬉しかったです。中国全体が日本のことを悪く思っていることはなかったのです。
今、携帯で全ての情報が手に入る時代ですが、全ての情報が必ずしも正しいとは限らないということです。実際に現地に行き、自分の目で確かめるという行動力が、今後必要になる力ではないかと私は感じました。













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